梨木神社 染井(京都三名水)|どんな福が宿る場所か
梨木神社の「染井」は、京都三名水の一つとして知られる手水舎の井戸水です。神社は三名水のうち、今も枯れずに残る唯一の名水と紹介しています。神社自体は明治18年(1885年)に三條実万を祀って創建され、大正4年(1915年)に子の実美が合祀されました。現在は明治維新の功労者である父子を祀り、萩の名所「萩の宮」としても親しまれています。染井の名には、平安時代にあったとされる藤原良房の邸「染殿第」にちなむ説と、宮中の染所で水が使われたことに由来する説があります。新しい時代に創建された神社の境内で、それより古い土地や水の伝承をたどれる場所です。

時のながれ
- 平安時代(伝承) — 現在の境内付近に藤原良房の邸「染殿第」があったと神社は伝えています。染井の名前の由来の一説にも結び付けられています。
- 明治18年(1885年) — 三條実万を祀る神社として創建されたと、神社の由緒と京都市観光協会が説明しています。
- 大正4年(1915年) — 大正天皇の即位式にあたり、三條実美が第二座の祭神として合祀されたと神社は説明しています。
このページで確かめたこと
資料照合/未解決
京都市観光協会は、1885年の創建と、現在は実万・実美父子を祀ることをまとめて紹介しています。神社の由緒では、実美の合祀は後の大正4年と分けて記されており、創建時から父子を祀っていたという意味ではありません。染井の名の由来も神社が複数の説を挙げていて、一つに確定していません。神社の水汲み案内は手水舎の蛇口を使い、容器は持参前に洗い、大きな容器の持込みを控えるよう求めています。保存会は井戸と境内を毎月清掃していると紹介されています。
現地取材は未実施です。現在の水質、飲用の可否、他の三名水との比較調査はしておらず、現存に関する説明は神社に帰属させています。
この節の確認に使った資料
🗺 この地点を明治の地図で見る(今昔マップ on the web)
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