水無瀬神宮 離宮の水|どんな福が宿る場所か
「離宮の水」は、後鳥羽上皇の水無瀬離宮があったと伝わる水無瀬神宮の境内にある井戸水です。昭和60年(1985年)、大阪府内で唯一、環境庁(現・環境省)の名水百選に選ばれました。環境省の紹介によると、もとは神饌、つまり神前へのお供えに使われ、後に茶の湯の水としても利用されるようになりました。島本町は、現在も水汲み場へ多くの人が訪れると紹介しています。神門の北寄りにある手水舎は、大正期に建てられた登録文化財です。神宮の案内では、石鉢の正面に「奉納盥漱」、側面に「構社」の文字が刻まれています。水の来歴に加え、それを受ける建物や石鉢にも目を向けられる場所です。

時のながれ
- 仁治元年(1240年) — 後鳥羽上皇の没後、離宮跡に上皇を祀って建立された年として大阪観光局が紹介しています。神宮は上皇の御手印置文に基づく奉祀を、環境省は御影堂の建立を起源として説明しています。
- 大正期 — 現在の手水舎が建てられた時期として、神宮の建物案内に記されています。
- 昭和60年(1985年) — 離宮の水が大阪府内で唯一、環境庁の名水百選に選ばれたと神宮と島本町が説明しています。
- 平成4年 — 地域住民・企業・行政が一体となって離宮の水保存会が発足したと、環境省の紹介に記されています。
このページで確かめたこと
資料照合/未解決
名水百選の紹介は水そのもの、神宮の建物案内は手水舎を対象としており、選定と建物の文化財登録は別の情報です。島本町の案内は、竹筒から出る手水を参拝前の清めのための場所とし、そこでの取水や容器洗いを控えるよう求めています。水汲み場と手水の用途を分けて利用することが大切です。環境省は保存会による水質検査・水量の確認・周辺清掃を紹介し、町も定期的な水質検査と清掃を案内しています。
境内の現況は現地で確かめていません。最新の水質検査結果や飲用の可否は確認しておらず、名水百選の選定を現在の安全性の証明としては扱っていません。石鉢の刻字の見え方や取水設備の現状も未確認です。
この節の確認に使った資料
🗺 この地点を明治の地図で見る(今昔マップ on the web)
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