王子神社の大イチョウ(東京都天然記念物)|どんな福が宿る場所か
王子神社は、中世の領主・豊島氏が熊野信仰に基づき紀州熊野三山の若一王子を勧請した古社で、「王子」の地名の由来と伝わります。境内の大イチョウは、北区立中央図書館の地域資料で樹齢約600年とされる古木です。大正13年(1924)の実測では目通り幹囲6.36メートル、高さ19.69メートルを測り、昭和14年(1939)3月に東京都天然記念物へ指定されました。同館の「北区こぼれ話 第175回」は、戦災樹木を、空襲による被災が記録または語り継がれ、損傷の痕跡を実際に確認できる現存樹木と説明し、この大イチョウを区内で最も有名な戦災樹木として紹介しています。被災したのは昭和20年(1945)4月13日夜から翌日にかけての空襲です。天然記念物であるとともに、地域の戦災記憶を伝える樹木でもあります。令和5年度(2023年度)の北区緑の実態調査では直径167センチメートルと計測され、同調査の区内大径木ランキングで2位でした。北区の「みんなでつくる北区景観100選2019」にも「王子神社とイチョウ」として選ばれ、遠方からも確認できる地域景観の目印として紹介されています。

時のながれ
- 中世(元亨年間と伝わる) — 領主・豊島氏が熊野信仰に基づいて若一王子を勧請し、王子の地名の由来になったと伝わります。
- 大正13年(1924) — 大イチョウを実測し、目通り幹囲6.36メートル、高さ19.69メートルと記録されました。
- 昭和14年(1939) — 3月に王子神社の大イチョウが東京都天然記念物へ指定されました。
- 昭和20年(1945) — 4月13日夜から翌日にかけての空襲で被災し、現在は北区の地域資料に戦災樹木として記録されています。
- 令和5年度(2023年度) — 北区緑の実態調査で直径167センチメートルと計測され、区内大径木ランキング2位となりました。
近くの福
- 穴八幡宮(一陽来復御守)(金の福・約5.4km)
- 素盞雄神社(千住天王)(除の福・約5.7km)
- 湯島天満宮(湯島天神)(学の福・約5.9km)
- 東京大神宮(縁の福・約6.0km)
参考・出典
- 王子神社
東京都北区観光ホームページ(自治体観光公式) - 北区こぼれ話 第175回 戦災樹木
東京都北区立中央図書館 - 令和5年度 北区緑の実態調査報告書
東京都北区 - みんなでつくる北区景観100選2019
東京都北区