多治速比売神社(荒山宮)|どんな福が宿る場所か
堺市南区宮山台の多治速比売神社は、梅林で知られる荒山公園に隣接する式内社です。女神の多治速比売命を主祭神とし、安産・縁結び・厄よけの信仰を伝えています。国の重要文化財である本殿は天文年間の建物で、龍や雲、カマキリ、海藻、貝類などの彫刻と彩色が特徴です。堺市は、天井裏の墨書や棟札の記載から1541年に建てられたと説明しています。神社公式の本殿案内では、彫刻がある位置まで紹介されており、建物の形と小さな彫刻の両方が見どころです。本殿の見学には事前予約が必要と案内されています。

この社寺に伝わる願いごと
由緒や資料で確かめられた範囲で、次のような願いごとが伝えられています。
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時のながれ
- 6世紀頃の創建伝承 — 神社公式の由緒は、580年頃に創建されたと伝えています。大阪観光局の紹介も580年頃としています。これは現在の本殿が建てられた年代とは別です。
- 天文年間(1539〜1541年) — 神社公式と堺観光コンベンション協会は、現在の本殿を1539〜1541年の再建と説明しています。堺市の文化財解説は、天井裏の墨書と棟札から天文10年(1541年)の建立としています。
- 昭和24年(1949年) — 本殿が国の重要文化財に指定されました。堺市の資料に記された指定日は2月18日です。
このページで確かめたこと
資料照合/未解決
本殿の年代は、神社公式と観光協会が1539〜1541年という幅で示し、堺市が墨書と棟札を根拠に1541年と説明しています。年の違いを無理に一つへそろえず、何を根拠にした説明かを分けています。彫刻についても、市は龍やカマキリなどの題材を列挙し、神社は向拝(正面のひさし)にある手挟という彫刻部材に芭蕉とカマキリ、海藻と貝類などが彫られていると位置を説明しています。創建の伝承と、現存する建物の年代・意匠は別々にたどれます。創建年代は資料により異なり、当ページは公式由緒の580年頃を採用します。他の年代説の出典は今回確認していません。
現地取材は未実施です。彫刻の現在の見え方や、予約できる日時は今回確認していません。
この節の確認に使った資料
🗺 この地点を明治の地図で見る(今昔マップ on the web)
近くの福
- 櫻井神社(上神谷八幡宮)(除の福・約2.0km)
- 美多彌神社のシリブカガシ社叢(王森)(木の福・約3.2km)
- 蜂田神社(鈴の宮)(除の福・約3.4km)
- 聖神社(信太明神)(縁の福・約4.7km)
参考・出典
- 多治速比売神社本殿
堺市 - 多治速比売神社
大阪観光局 - 多治速比売神社
堺観光コンベンション協会 - 多治速比売神社 由緒
多治速比売神社 - 本殿について
多治速比売神社