聖神社(信太明神)|どんな福が宿る場所か
聖神社は和泉市王子町に鎮座し、信太明神とも呼ばれる神社です。文化庁の文化遺産データベースは和泉五社の一つとし、現存する本殿を慶長9年(1604)建立の重要文化財と記録しています。本殿は桁行・梁間とも三間、入母屋造、正面に千鳥破風と軒唐破風を備えた檜皮葺の建物で、桃山時代の遺構として評価されています。信太の森の鏡池は、和泉市指定文化財第1号で、聖神社の手洗池とも呼ばれ、宗教儀礼の場であったと和泉市が説明しています。同市は鏡池を、人と狐の婚姻や安倍晴明の誕生譚として知られる『葛の葉伝説』を彩った場所とも紹介しています。伝説上の個別場面を史実とはせず、建物と池の現存事実から分けて扱います。

時のながれ
- 慶長9年(1604) — 文化庁の文化遺産データベースが、現存する聖神社本殿の建立年として記録しています。
- 大正13年(1924)4月15日 — 聖神社本殿が重要文化財に指定されました。
- 令和3年度(2021年度) — 和泉市は、鏡池史跡公園に葛の葉伝説を題材とするモニュメントを令和3年度内に完成させる予定と案内していました(2021年5月時点の案内)。
このページで確かめたこと
資料照合/未解決
2026年9月5日に文化庁、和泉市、大阪府神社庁の資料を照合しました。1604年建立の本殿、1924年の重要文化財指定、信太明神の通称と所在地は行政・神社庁資料で確認できます。鏡池について和泉市が確認できる範囲は、市指定文化財第1号、聖神社の手洗池とも呼ばれた宗教儀礼の場、葛の葉伝説を彩ったと言い伝えられる場所という点です。安倍保名が白狐を助けた具体的な地点だという説明は今回の一次資料では確認できなかったため、本文から外しました。モニュメントの整備は2021年5月時点の市の案内で令和3年度内の完成予定とされたもので、完成の確認はできていません。葛の葉伝説は史実の記録ではなく、地域で受け継がれてきた物語です。現地取材は未実施です。
この節の確認に使った資料
🗺 この地点を明治の地図で見る(今昔マップ on the web)
近くの福
- 信太森葛葉稲荷神社(信太森神社)(縁の福・約1.2km)
- 泉井上神社(いずみいのうえじんじゃ)(水の福・約2.4km)
- 泉穴師神社(いずみあなしじんじゃ)(縁の福・約2.5km)
- 大鳥大社 千種の杜(根上がりの大楠)(木の福・約4.2km)
参考・出典
- 聖神社 本殿
文化庁 文化遺産データベース(一次・文化財DB) - 信太の森ふるさと館の概要
和泉市(一次・自治体文化財情報) - 聖神社(ひじりじんじゃ)
大阪府神社庁(一次・神社団体情報) - 葛の葉伝説 信太の白きつねモニュメントの制作
和泉市(一次・自治体文化事業情報)