玉祖神社のくす(高安明神の大楠)|どんな福が宿る場所か
八尾市神立にある玉祖神社には、大阪府の天然記念物に指定された大楠が残ります。神社は高安明神の通称でも知られています。くすの指定は昭和45年(1970)で、府の一覧には所有者を玉祖神社と記しています。境内では大楠だけでなく、豊臣秀頼が慶長9年(1604)に本殿を再興した際、寄進したと伝わる石燈籠も歴史の手がかりです。八尾市はこれを市内最古の石燈籠と紹介しています。社の始まりは奈良時代とされ、戦国期の荒廃後に秀頼が再興したと市は説明しています。ただし、現在の本殿は江戸時代中ごろのものと考えられており、秀頼ゆかりの燈籠と現社殿を同じ時代のものと見ることはできません。

時のながれ
- 奈良時代 — 八尾市の歴史解説は、この社の始まりを奈良時代としています。
- 慶長9年(1604) — 豊臣秀頼が本殿再興時に寄進したと伝わる、市内最古の石燈籠が残ると八尾市が記しています。
- 江戸時代中ごろ — 八尾市は、現在の本殿をこの時期のものと考えています。秀頼再興時の本殿は、大坂夏の陣の際に撤去されたようだと説明しています。
- 昭和45年(1970)2月20日 — 玉祖神社のくすが大阪府の天然記念物に指定されました。
このページで確かめたこと
資料照合/未解決
大阪府の一覧は、くすの所在地・所有者・指定日を記す一方、時代欄は不明としています。この指定日から木の樹齢や植えられた年を逆算することはできません。八尾市の歴史解説は石燈籠を秀頼の寄進と伝わるものとし、現在の本殿を江戸時代中ごろと推定しています。樹木の指定記録と建物の由来では、確かめられる内容が異なります。
境内の現況は現地で確かめていません。楠の現在の寸法と保護柵の範囲、燈籠の銘文が読める位置、本殿を見学できる範囲は未確認です。
この節の確認に使った資料
🗺 この地点を明治の地図で見る(今昔マップ on the web)
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