蛇窪神社(東京の白蛇様)|どんな福が宿る場所か
「東京の白蛇様」として親しまれる蛇窪神社には、雨乞いによる創建の伝承と、白蛇を迎えた弁財天社の伝承が残ります。神社の由緒では、元亨2年(1322)の大干ばつで雨乞いが実ったことへの感謝から、鎌倉時代の1323年頃に創建されたと伝わります。社殿横の清水に棲んだという白蛇は、洗い場がなくなった後に戸越公園の池へ移り、住民の夢に現れて元の場所へ戻ることを願ったとされています。この話を受けて祀られたのが白蛇弁財天です。しながわ観光協会は、白蛇と龍神を祀ることにちなみ「巳が辰(身が立つ)」という立身出世の信仰を紹介し、神社の祈願案内には除災招福も挙がります。

この社寺に伝わる願いごと
由緒や資料で確かめられた範囲で、次のような願いごとが伝えられています。
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時のながれ
- 鎌倉時代の創建伝承 — 元亨2年(1322)の大干ばつに、厳正寺の法密上人が龍神社で雨乞いを行い、大雨で危機を免れたことに感謝して創建されたと伝わります。神社の由緒は創建を1323年頃としています。
- 昭和29年(1954) — 白蛇伝説にちなむ弁財天社が現在地に移され、上屋や弁天池が造営されたと神社の由緒は伝えています。しながわ観光協会は弁天社・弁天池の整備をこの年とし、荏原七福神の弁財天としても紹介しています。
- 令和元年(2019) — 5月1日、御大典を記念し、別称だった蛇窪神社を通称表記としたと神社は説明しています。正式名称は天祖神社です。
- 令和3年4月1日 — 御鎮座七百年を記念して、石窟・社殿・弁天池・白龍の滝が建て替えられ、銭洗いの場所が新設されたと神社の由緒に記されています。
このページで確かめたこと
資料照合/未解決
神社の由緒は、雨乞いによる創建伝承のほか、この地の豪農が建立したという別の説も伝えています。白蛇弁財天の由来は、創建の雨乞いとは別の話です。弁財天社の歴史も、夢に現れた白蛇を迎えた話、昭和29年の移設、令和3年の建て替えに分けて記されています。しながわ観光協会が昭和29年に造られたとする社と池は、今ある各部分がすべてその年のものという意味ではありません。立身出世の語呂合わせは、観光協会が「巳が辰」、神社の祈願案内が「巳が龍」と表記しています。
この稿のための現地確認は行っていません。清水が湧いた場所の現在の状態や、各施設を見られる範囲は今回確認していません。
この節の確認に使った資料
近くの福
- 品川神社(一粒萬倍の御神水)(金の福・約2.9km)
- 善福寺の逆さイチョウ(国指定天然記念物)(木の福・約5.9km)
- 等々力不動尊(満願寺別院・不動の滝)(水の福・約6.2km)
- 出雲大社東京分祠(縁の福・約6.7km)