大海神社(住吉大社 摂社・玉の井)|どんな福が宿る場所か
住吉大社の北側に、海の神を祀る大海神社と「玉の井」があります。本殿は宝永5年(1708)に造営された住吉造の建物で、住吉大社の四本宮より古いことが、神社公式と文化庁の資料から分かります。祀られるのは豊玉彦命と豊玉姫命です。玉の井には、山幸彦が海神から授かった潮満玉を沈めたという神話に結び付く伝承が残ります。住吉大社が「別宮」「宗社」と紹介する位置付けと、今ある建物の歴史を、別々にたどれる場所です。本殿に加えて幣殿・渡殿や西門にも目を向けると、神話の舞台としての井戸と、近世の建築として保存されてきた社殿の違いが見えてきます。

時のながれ
- 宝永5年(1708) — 本殿が造営されました。文化庁は、正規の住吉造の社殿として住吉大社本社の本殿より古いと説明しています。
- 昭和39年(1964)5月26日 — 大海神社の本殿が国の重要文化財に指定されました。
- 平成22年(2010) — 幣殿・渡殿と西門が重要文化財に指定されたことを、住吉大社の沿革で確認できます。幣殿・渡殿の指定日は文化庁資料では12月24日です。
このページで確かめたこと
資料照合/未解決
本殿の1708年造営は、住吉大社の摂社案内と文化庁の本殿資料で一致します。一方、別の建物である幣殿・渡殿の文化庁ページは、概要欄を1708年とするのに対し、解説欄では宝永5年の後に1714と併記しており、ページ内の年の表記に食い違いがあります。この表記が生じた理由は未確認のため、幣殿・渡殿の建築年はここでは確定しません。玉の井へ潮満玉を沈めた話は住吉大社が伝える神話上の由来で、井戸の築造年代を示すものではありません。現地取材は未実施です。井戸の現在の水量や飲用の可否は今回確認していません。
この節の確認に使った資料
🗺 この地点を明治の地図で見る(今昔マップ on the web)
近くの福
- 住吉大社の千年楠・夫婦楠(楠珺社)(木の福・約60m)
- 種貸社(住吉大社・初辰まいり一番目)(金の福・約66m)
- 住吉大社(すみよっさん)(金の福・約176m)
- 楠珺社(住吉大社)(金の福・約197m)
参考・出典
- 摂社(大海神社)
住吉大社 - 住吉大社摂社大海神社本殿
文化庁 文化遺産オンライン - 住吉大社 摂社大海神社幣殿及び渡殿
文化庁 文化遺産オンライン - 歴史と遷宮年表
住吉大社